本が好きな家族
子供は親に似ると言いますが、私の両親も、お爺ちゃんや御婆ちゃんも本を読むのが好きでして、自宅には常に本が沢山ならべられていました。
小さいころから本に囲まれた生活をしていましたので、自然に本を読むのが習慣となっていき、小学生になっても中学生になっても、学校から帰ってきたら勉強をするわけでもなく、ひたすら本を読んでいた人生を歩んでいましたが、いままで読んできた本の内容を覚えているかと聞かれたら、きっと8割以上は覚えていないでしょう。
頭が良い方では有りませんでしたし、記憶力も良い方ではない私ですが、本を読みながら頭の中でストーリーを組み立てて行くのが楽しくて仕方なかったのです。
いわゆる妄想というものなのだと思いますが、これまでに沢山の本を読んできたおかげで、想像する事においては誰にも負けないと思いますし、感情豊かな人間に育ったのではないかと思っています。
そして、同じ本を家族で回し読みをするので、1つの本に対しての議論をする事も日常茶飯事でしたし、夕食時に料理を囲みながら議論をする事もあるほど、変わった家族なのです。
本を読むのが好きだった私なのですが、両親は「本ばかりでなく勉強をしなさい」とは一度も言う事は有りませんでした。
今だから聞ける事でもあるので、両親に学生時代の私に対し「勉強しなさい」と言わなかった理由を尋ねると、その答えは至って単純で、いう必要がなかったからだと言うのです。
どうやら、読書も勉強の一環であり、人を成長させるものだと考えていたようです。
引っ越し時の古本
本で埋め尽くされた、宝の家である我が家ですが、5年ほど前に引越しをしまして、その当時の事を少し語りたいと思います。
それなりに広い敷地と家を持っていたので、引越しをするのも大変でしたが、とにかく本を整理するのが最も大変でして、中規模の図書館であれば開催できるほどでした。
次に引っ越す場所というのが、今よりも少し小さい家になるので、全ての本を引越しさせる事は不可能となり、孤児院に譲るか、本を買取してもらう事を選択しに入れていたのですが、お爺ちゃんが全て持っていくときかなくて大変でした。
結局は、4分の1程度の本は業者に依頼して買取してもらう事になったのですが、3万冊をトラックに積んで運んで言って貰いましたが、それでも4分の3が残っている事を考えると、本当に沢山の本が自宅にあったのだと思わされました。
一度も読んだことのない本も中には有りましたので、少し勿体ないような気もしましたが、買取してもらい、他に必要としている人の手に渡る事を祈っています。